バージョン

ASP.NET 15.2 既知の問題と制限

既知の問題点と制限の概要

既知の問題点と制約の概要表

以下の表に、Infragistics® ASP.NET 2015.2 リリースの既知の問題と制限事項の概要を示します。以下の表は、すべての問題の詳細な説明とその回避策を示します。

凡例:

  • Workaround - 回避策

  • No Workaround - 既知の回避策はありません

  • Fix Planned - 修正予定です

WebDataGrid

問題 説明 状態

WebDataGrid のドロップダウン プロバイダーは複数選択をサポートしません。

noworkaround.png

非バインド列があり、OnInitializeRow イベントが処理した場合、 ページングおよび並べ替え機能は正しく操作しません。

noworkaround.png

セル値が DropDownProvider の現在ページに表示されない場合、テキストがグリッド セルから取得可能でも、ドロップダウン項目の値は表示されます。 WebDataGrid がセルに表示されるコンテンツと異なる値にバインドされるため、この動作は正しいです。

workaround.png

RowEditTemplate が WebTextEditor を含み、行を追加するために手動的に開いた場合、WebTextEditor の値は編集後にクリアされません。結果的として編集モードに入る場合に、以前の値は保持されます。

workaround.png

WebHierarchicalDataGrid

問題 説明 状態

_ HierarchicalDataGrid _ の行は Firefox で深さが 200 レベルを超える場合描画されません。

noworkaround.png

WebTab

問題 説明 状態

WebDataTree を WebTab 内で使用した際に ViewState が破損します。

WebDataTree コントロールを WebTab 内で使用した場合、ViewState が破損されます。

回避策: Page_Init() で WebTab の InstantiateTemplates() メソッドを呼び出します。

workaround.png

InstantiateTemplates() メソッドが呼び出されるまでポストバックでテンプレート付きのコントロールにアクセスできません。

WebTab の InstantiateTemplates() メソッドが呼び出されるまでテンプレートでインスタンス化されるコントロールにアクセスできません。

回避策: テンプレートからコントロールをアクセスする前に WebTab の InstantiateTemplates() メソッドを呼び出します。

workaround.png

WebUpload / WebCaptcha

問題 説明 状態

WebUpload /WebCaptcha コントロールをデザイン ペインにドロップするとき、自動的にコントロールの httpModules および httpHandlers を system.web セクションに追加します。その構成は統合モードで実行する IIS7 以後のバージョンで無効です。

workaround.png

Infragistics Excel Engine

問題 説明 状態

重大な変更

14.2 リリースでは、 WorkbookWorksheet 、設定クラス、および WorksheetCollection などの複数の Excel クラスの INotifyPropertyChanged および INotifyCollectionChanged インターフェイスをすべてのプラットフォームで実装しました。

WPF プラットフォームに必要な通知および元に戻す動作のために実装しましたが、ASP.NET プラットフォームに影響する可能性があるため、2014 年 10 月のサービス リリースで最適化として削除されます。

fix.png

WebDataGrid

WebDataGrid のドロップダウン プロバイダーは複数選択をサポートしません。WebDropDown エディターおよびグリッドの間に値を送信する値の取得/設定操作は単一選択のみサがポートされます。エディターに複数の選択した項目がある場合、エディター プロバイダーが破損し、結果が無効になります。

非バインド列および OnInitializeRow イベント ハンドラー

UnboundColumn + OnInitializeRow イベントが処理され、ページングおよび並べ替え機能が有効な場合に正しく動作しない場合があります。非バインドされるレコードが更新される前に Rows コレクションを並べ替えることなどの予期しない動作が起こり、例外が発生する場合があります。

ページングが有効な場合、ドロップダウン項目のテキストが WebDataGrid の DropDownProvider によって正しく取得されません。

セル値が DropDownProvider の現在のページに表示されない場合、テキストがグリッド セルから取得可能な場合も、ドロップダウン項目の値は表示されます。WebDataGrid がセルに表示されるコンテンツと異なる値にバインドされるため、この動作は正しいです。この問題の回避策は、初期読み込みでカスタム ロジックを実装することにより、指定した値でウェブ ドロップダウン データソースをクエリして、指定した列のセルの Text プロパティを初期化し、塗りつぶすことです。以下のコードは実装の例です。

ASPX の場合:

<EditorProviders>
      <ig:DropDownProvider ID="ddp1">
            <EditorControl
                  ClientIDMode="Predictable"
                  EnableAutoFiltering="Server"
                  AutoFilterResultSize="2"
                  AutoFilterTimeoutMs="1000"
                  EnableAnimations="
                  EnablePaging="true"
                  PageSize="4"
                  AutoFilterQueryType="Contains"
                  DataSourceID="SqlDataSource2"
                  DropDownContainerMaxHeight="200px">
                  <DropDownItemBinding TextField="CAtegoryName" ValueField="CategoryID" />
            </EditorControl>
      </ig:DropDownProvider>
</EditorProviders>

回避策:

ASPX の場合:

<ig:WebDataGrid AutoGenerateColumns=" ID="WebDataGrid1" runat="server"  OnInitializeRow="WebDataGrid1_InitializeRow">

C# の場合:

 protected void WebDataGrid1_InitializeRow(object sender, RowEventArgs e)
    {
        if (!this.Page.IsPostBack)
        {
            if (e.Row.Index < 8)
            {
                e.Row.Items[3].Text = texts[e.Row.Index];
            }
        }
    }
      // これは例です。実際の使用はデータソース プロバイダーから抽出する必要があります。
    string[] texts = new string[] {
        "Beverages",
        "Condiments",
        "Confections",
        "Dairy Products",
        "Grains/Cereals",
        "Meat/Poultry",
        "Produce",
        "Seafood"
    };

行の追加で RowEditTemplate をコードによって開く場合、テンプレートで使用される WebTextEditor の値は保持されます。

RowEditTemplate が WebTextEditor を含み、行を追加するために手動的に開いた場合、WebTextEditor の値は編集後にクリアされません。結果的として編集モードに入る場合に、以前の値は保持されます。

C# の場合:

 protected void Page_PreRender(object sender, EventArgs e)
    {
        var templateContainer=  this.WebDataGrid.Behaviors.EditingCore.Behaviors.RowEditTemplate.TemplateContainer;
                WebTextEditor editor =(WebTextEditor)templateContainer.FindControl( "control_Item");
                   editor.Value = null;
                                }

HierarchicalDataGrid

HierarchicalDataGrid で展開した行は Firefox で特定の深さを超えると描画されません。

HierarchicalDataGrid の行は Firefox で深さが200 レベル以上の場合は描画されません。このブラウザーの DOM レベルの制限のためです。この制限は Firefox で ここにログされます。

WebUpload / WebCaptcha

IIS7 以後の場合、ツールボックスから WebUpload/WebCaptcha を追加すると、HTTP エラー 500.22 が発生されます。

この問題を処理する複数の方法があります。ツールボックスを使用しないでコントロールを追加し、手動的に HTTP ハンドラーとモジュールを追加できます。デザイナーでコントロールをドロップするには、モジュールを system.WebServer -> modules セクションに変更できます。または、エラー メッセージの命令によりコマンド ラインで AppCmd を使用してアプリケーションを移行できます。