例外 | 解説 |
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System.ArgumentException | address が有効なセル アドレスまたは領域アドレスでない場合に発生します。 |
これは指定可能な値のリストが格納された文字列か、同じブック内の指定可能な値が格納されたセルまたは領域の参照です。
数式が文字列に等しい場合、=「A,B,C」のように、指定可能な値のリストです。いずれかの値に二重引用符 (") が含まれる場合、="A,""B"",C" のように、リスト中で二重引用符を繰り返します。これは、値 A、"B"、および C を許可します。現在のカルチャの小数点記号がカンマ (,) でない限り、値の区切り文字はカンマです。現在のカルチャの小数点記号がカンマである場合は、区切り文字はセミコロン (;) です。
数式が 1 つ以上の参照に等しい場合、同じブック内の 1 つのセルまたは領域の参照になります。和集合、論理積、範囲演算子は許可されません。数式は、=$A$1 または =Sheet2!$A$1:$A$5 のようになります。1 つのセルまたは領域を参照している場合、1 つのセルまたは領域に加えて、名前付き参照も使用できます。領域が指定された場合や、領域を参照する名前付き参照が指定された場合、領域は 1 つの行または列で構成されます。エラー値に等しい数式も返すことができますが、セルはいずれの値も受け入れず、ドロップ ダウンは空になるため、あまり有用ではありません。
渡されたアドレスは、数式中で相対アドレスを使用する場合にのみ必要です。たとえば、適用された数式が =B1 で、データの入力規則ルールが領域 A1:A5 に適用されるとします。A1 の数式を取得すると、数式 =B1 が返されます。A2 の数式を取得すると、=B2 が返されます。同様に、セル A5 では =B5 が返されます。ただし、数式に参照が含まれていないかすべてが絶対参照の場合、address は無視されます。そのため、上の例で、元の数式が =$B$1 の場合、指定したアドレスにかかわらず同じ数式が返されます。
address は、ワークシート上の任意の有効なセルまたは領域参照です。領域アドレスが指定された場合、左上のセルまたは領域が使用されます。指定されたセルまたは領域には、データの入力規則ルールが適用されている必要はありません。すべての参照が許可されます。
データの入力規則ルールがブック内のワークシートに適用されていない限り、address を解析するセル参照モードは A1 であると仮定されます。データの入力規則ルールがブック内のワークシートに適用されている場合は、Workbook.CellReferenceMode が使用されます。