Bookmarks は、Adobe® Acrobat® Reader の機能で、印刷したメディアでは何の意味もありません。ところが Acrobat Reader でレポートを表示する時にレポートを読む人には極めて役に立ちます。Report エレメントはブックマークを生成する支援のために TextHeading 列挙体を使用します。Text エレメントは Heading プロパティを公開し、これによって TextHeading 列挙体に基づいて見出しを選択することができます。これらの見出しは、階層として Report エレメントによって認識されます。Report エレメントは、Heading プロパティを設定したレポート内のすべての Text エレメントを収集し、それらに基づいてブックマークのリストを作成します。H1 見出しは最上位のブックマークで、H2 見出しは対応する H1 見出しに含まれます。このロジックは H9 まで見出しの階層全体に適用されます。このロジックは非常に似ているので、詳細は 「目次」を参照してください。
以下のコードを「目次」トピックのコードに追加すると、上記のスクリーンショットに似た見出しに一致するブックマークが作成されます。
Visual Basic の場合:
' 'report' がメインの Report エレメントであることを前提とします。 ' AddLevel のパラメータとして True を渡すと、 ' ブックマークの 2 番目のレベルが存在する場合には、2 番目のレベルを表示します。 report.Bookmarks.AddLevel(True) report.Bookmarks.AddLevel()
C# の場合:
// 'report' がメインの Report エレメントであることを前提とします。 // AddLevel のパラメータとして True を渡すと、 // ブックマークの 2 番目のレベルが存在する場合には、2 番目のレベルを表示します。 report.Bookmarks.AddLevel(true); report.Bookmarks.AddLevel();