ASP.NET コントロールの新機能 – 2011 Volume 1
NetAdvantage® for ASP.NET 2011 Volume 1 は、Microsoft Word® ライブラリによって Microsoft® Office® 2010 の相互運用性を高めています。また、全面改訂した HTML5 ビデオ プレイヤーやファイル アップロード コントロールも備え、ASP.NET AJAX グリッドの機能も強化し、jQuery のクライアント側でのグリッド、ツリー、およびドロップダウンに関するテンプレート作成サポートや、データ保持フレームワーク、まったく新しいビジュアル Infragistics テーマも提供します。
Word ライブラリ - 新機能
新しい Word ライブラリにより、WordML (.docx ファイル形式) に準拠した Word 文書ファイルの作成および処理が可能になっています。このライブラリには、書式付きテキスト、ハイパーリンク、画像、表、図形を書き出す機能が含まれています。また、文書単位の書式設定機能もあり、ページ サイズ、マージン、改ページ、ヘッダー/フッター情報も設定できます。このライブラリは Web アプリケーションへ簡単に統合できます。

ASP.NET アップロード コントロール - 新機能
新しい ASP.NET AJAX アップロード コントロールは、任意の数のファイルをアップロードする機能や、そうしたアップロードのキャンセルやバックグラウンドでの処理を行うためのユーザー インターフェイスを備えています。
複数ファイルのアップロード
アプリケーション ユーザーがアップロードできるファイルの数は設定値によってのみ制限され、設定値範囲内であれば、いくつでもファイルをアップロードすることができます。こうしたアップロードは AJAX によって非同期的に実行されるため、ファイルの転送中であってもアプリケーションのユーザー インターフェイスはレスポンスを保持します。
プログレス バー
各ファイルのアップロードの進捗状況を示すプログレス バーを表示することができます。アップロードの進捗状況を常に把握しておけるようにアップロードの完了したバイト数をファイルの合計サイズと比較して表示することができます。
アップロードのキャンセル
エンドユーザーや開発者は、標準装備されているオプションを使用することによって、アップロード中の任意のファイルを随時キャンセルできます。

データ保持フレームワーク – 新機能
このデータ保持フレームワークを利用すると、どの ASP.NET コントロールについてもエンドユーザー設定を簡単に素早くシリアライズできます。データ保持フレームワークは、web.config ファイルの <infragistics.web> タグに enablePersistence="true" という属性を追加しておくと、Infragistics ASP.NET コントロールが少なくとも 1 つ含まれる Web ページで有効になります。Web ページにある ASP.NET コントロールの読み書きプロパティをどのような方法またはフォーマットでシリアライズ/デシリアライズするかについては自由に設定できます。ASP.NET データ グリッド コントロールと階層化データ グリッド コントロールのデータを保持するための特別なサポートも組み込まれています。どちらのコントロールも、ネストされたプロパティや項目コレクションへのデータ保持フレームワーク アクセスを ISupportPersistence インターフェイスを介して実行します。JSON、XML、および I/O ストリームとの間でデータの整合性を取るためのサポートが組み込まれています。
また、Web ページにあるサードパーティーまたはカスタム ASP.NET コントロールで設定されたユーザー設定値を含めて、アプリケーションのデータをデータ保持フレームワークで保持することもできます。こうしたコントロールで設定されたユーザー設定値データを保存しておくことにより、そうしたデータが必要になったときには PersistenceManager クラスを使用してデータのリロードが行えるようになります (通常、データのリロードは Global.asax ファイル内で、またはカスタム HTTP モジュールとして実行できます)。特定のコントロールやプロパティを直接修正、追加、または無視してデータ保持の対象から外すこともできます。
Infragistics テーマ - 新機能
これは、時間のかかるスタイル設定を行わなくても一貫したモダンな外観のアプリケーション ユーザー インターフェイス (UI) がすぐに利用できるようにインフラジスティックスのすべての ASP.NET コントロールに装備・実装されている完全なビジュアル スタイルです。

データ グリッドと階層化データ グリッド - 機能強化
インフラジスティックスでは、みなさんに最良の Web アプリケーション用データ グリッドとしてインフラジスティックスのデータ グリッドを選んでいただけるよう、ASP.NET AJAX データ グリッドと階層化データ グリッドの改良を続けています。今回のリリースで新たに導入された機能には以下のようなものがあります。
チェックボックス カラム
どちらのデータ グリッドにもブール (true / false) 値のチェックボックスを表示できるようになりました。
非バインド カラム
どちらのデータ グリッドでも非バインド カラムが使用できるようになっています。非バインド カラムを使用すると、カラムの計算が可能になり、ランタイムでグリッドに供給する必要のあるデータをフィードできるようになります。
カスタム データ バインディング
どちらのグリッドも主にユーザー インターフェイス (UI) コントロールとして動作するようになっているため、それぞれのコントロールの機能、たとえば、ソーティングや、フィルタリング、ページングといった機能はすべて手動で処理できるようになっています。データ グリッドに表示されるデータは、どのようなデータをフィードするかというユーザー設定によって随時変化しますが、Web アプリケーションのエンドユーザー側から見たユーザー インターフェイスの外観は常に一定です。
カラムの移動
ASP.NET AJAX 階層化データ グリッドには、エンドユーザーによるカラム位置の変更を可能にする新機能が追加されています。
カラムのサイズ変更
階層化データ グリッドでは、Web アプリケーションのエンドユーザーがカラムのサイズを動的に変更できるようになっています。
行編集テンプレート
ASP.NET AJAX 階層化データ グリッドでは、行編集テンプレート機能を利用して複雑な編集レイアウトの要求されるカスタム編集シナリオを処理できるようになっています。メイン ユーザー インターフェイスにおいてエンドユーザーに対して表示できるカラム数は限られていますが、ユーザーがこの機能を使用する必要がある場合はカラムのリンクを掘り進めば詳細なデータを見られるようにすることができます。
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ビデオ プレイヤー - 新機能
Web 開発者は HTML5 などのオープン規格を重視する傾向にあるという状況を受けて、インフラジスティックスでは、ストリーミング メディアを豊富に活用した Web アプリケーションの開発を可能にするという目的から、特に HTML5 ブラウザーでの使用に合わせたビデオ プレイヤー コントロールをリリースしました。このコントロールによるビデオ再生には、H.264 をはじめとした最新のメディア プロトコル規格に対応したブラウザーのサポート機能が利用できます。広告の埋め込みやブックマークの作成もサポートされため、収入の見込めるプロ級の Web ベース ストリーミング メディア アプリケーションを構築できるようになります。
ストリーミング ビデオの再生
この規格準拠型 HTML5 ビデオ プレイヤーは、規格に準拠した最新式ブラウザーのビデオ タグ サポート機能を利用して H.264、WebM、Ogg Theora といった一般的なメディア フォーマットのストリーミング ビデオを再生します。
全画面モード
HTML5 ビデオ プレイヤーはストリーミング ビデオを全画面モードでオンライン再生でき、再生中に全画面モードと標準表示サイズ モードを切り替えることもできます。
ブックマークの作成
HTML5 ビデオ プレイヤーでは、アプリケーションのエンドユーザーがビデオ コンテンツの気に入った箇所にブックマークを付けることができ、ビデオ コンテンツの特定のフレームまたは区間へ簡単に飛び戻れるようになっています。
コントロール バー
HTML5 ビデオ プレイヤー上には再生コントロール バーを表示することができ、ビデオ再生の表示領域を最大化する必要がある場合にはコントロール バーが自動的に隠れるようにすることもできます。このコントロール バーには、再生、停止、消音、全画面モード切り替え、ビデオ スライダー、音量調節など、メディア プレイヤーでエンドユーザーがよく目にする標準的なコントロールがすべて含まれています。

jQuery クライアント側のテンプレート作成サポート - 新機能
jQuery テンプレート作成機能は、ASP.NET AJAX データ グリッド、データ ツリー、および ドロップダウン コントロールに新たに追加された機能です。こうしたコントロールのユーザー インターフェイスをクライアント側 (ブラウザー) でレンダリングや JSON データのバインディングを行えるようにする機能です。サーバー側でのコントロールの作成や、HTML マークアップのレンダリング、データ バインディングは不要になります。各クライアントに処理が分散される結果、サーバーは、こうしたコントロールのレンダリングのやり直しやデータ バインディングをサーバー側で行う必要のない限り、より多くのトラフィックを処理できるようになるため、Web アプリケーションのスケーラビリティが高まります。
旧バージョンの機能
以下は NetAdvantage for ASP.NET の各リリースで追加された新しい機能です。ヘルプの「新機能」トピックからもご覧いただけます。