東京事務所を新設 米インフラジスティックス社

【東京23日PRN=共同JBN】 – ウィンドウズ・フォーム、ASP.NET、タブレット型PCおよびJava対応の再利用可能なプレゼンテーションレイヤー開発ツールの最大手、米インフラジスティックス(Infragistics, Inc.)は23日、同社の子会社となる東京事務所の新設を発表した。この子会社、インフラジスティックス・ジャパン株式会社は、日米コンサルタントとしてパックリム・マーケティング、イノバウエア、ポストカード・ソフトウエア、ソニーの各社と一緒に仕事をしたことのあるデービッド・クーニング氏がマネジングディレクターとして統括する。インフラジスティックスの日本における10年間の活動を基に、インフラジスティックス・ジャパンはコンポーネント業界に製品とサポート、サービスを提供するために、これまでの再販企業グレープシティーから販売とサポート業務を引き継ぐ。インフラジスティックス・ジャパンは市場向けの日本版「ネットアドバンテージ(NetAdvantage)」を最適化し、開発サイクルを短縮し、日本の顧客の機能面での要求に応えてイノベーションと対応を強化する。さらに、顧客への直接電話サポートを通じて国際的レベルの製品サポートを行う。また、グレープシティーから以前購入したインフラジスティックス製品に関する既存のサービスとサポートは維持する。

 デービッド・クーニング氏は「数カ月間の努力が結実したことを喜んでおり、今年初めにドット・ネット(. NET)向けネットアドバンテージの新バージョンをリリースして大きな成果を挙げることを期待している」と語った。また、インフラジスティックスのディーン・ギダ最高経営責任者(CEO)は「この事務所の開設は、グローバルな新市場への進出を目指す当社の戦略にとって重要な目標だった。日本は世界で最も優れたアプリケーション開発を行っており、当社のコンポーネントとサポートはこの市場で重要なギャップを埋めることになる」と語った。

 インフラジスティックスは販売、技術サポート、カスタマーサポート、マーケティング、広報活動のほか、ドット・ネット製品、文書、サンプルアプリケーション向けネットアドバンテージのトランスレーションも行う。製品情報に関するウェブサイトも利用できる。日本に限定したマイクロソフトのCRM(顧客関係管理)と経理を含め、バックオフィスの統合も既に完了している。

 ▽インフラジスティックスについて

 同社は米国、英国、日本、フランス、カナダ、インドにオフィスがあり、18年余りにわたりプレゼンテーションレイヤー・コンポーネント業界の市場リーダーになっている。また、同社のマルチプラットフォーム「エンタプライズ・ソフトウエア」製品とサービスは、現在ほぼすべてのフォーチュン2000企業で採用されており、国際的なベンダーでもある。インフラジスティックスは、ソフト開発業者が大型のアプリケーション・ユーザーインターフェースをウィンドウズ・フォーム、ASP.NET、WPF、JSFプラットフォームに対応するように構築、作成することを可能にし、ユーザーインターフェースのテストツール、サポート、トレーニング、コンサルティングサービスも提供している。

 さらに詳しい情報は同社ウェブサイト(http://jp.infragistics.com)まで、または電話(+81-3-5474-8034)で同社まで。